ユ「どうするんだよ!?」

風呂場の音響効果だろうか。
声が跳ね返り、だよ!?だよ!?と、ユーリの声が木霊する

コン「……」

ユ「………」

コン「どうにかなるでしょう(爽笑)」

ユ「…名付け親…今殺意が芽生えたんだけど
 世の中にはどうにもならない事だってあるんだよ。」

コン「そう仰らずに。陛下の家は無理ですか?」

ユ「だって…何人いるんだよ。ひぃふぅみぃ…7人!?
    7人だぜ!?ぜってー無理だって!せいぜい三人。」



コンラッドとユーリの思惑をよそに、
 初めての異世界体験中の6人(ヴォルフ・グウェン・ギュン・ヒューブ・グレタ・ヨザック)は、
 初めてのスタツアで気分を悪くしたのだろうか、大人しくしている


これで俺がいつもどんな思いであちらに行ってるか分かるってもんだ


いや、娘は気の毒に思うのだが。


「日本にはキャンプ場はないんですか?」

「少なくてもあんたの想像している様なアメリカンなキャンプ場はないと思う。
  てかそれ以前に季節的にまだ開いてないと思うなー」

「そうですか…」

村「ねぇねぇ、お二人さん。ちょっといいかな?」


村田がしたり顔で話しかけてきた。


「なんでしょう、猊下」

「ウェラー卿はボブと連絡とれないのかな?
  もしかしたら一軒家丸々貸してくれるかもよ。」

「あ…なるほど。彼ならもしかしたら…」

「でしょ?」

ユ「ボブって誰だ?男か?」



どうやら婚約者の口癖が移ったらしい。


村田もコンラートも知っている人物。

それなのに自分だけが知らないのは気分が悪い。

それこそボブと一言で言っても世界中にうじゃうじゃいる。

もうすっかり姿を見なくなったボブサップやらボブ・ロスやらボブ・マーリーやら。

しかしそんなユーリを無視して二人は話を進めている


ユーリは叫んだ




「ボブって誰だ〜〜〜!!」





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